普段はお客様からのオーダーが制作のメインですが
一作家として「自分の作品」作りも大切にしています。
「自分の作品」を作る理由は2つあります。
まず1つ目は、試作としてのチャレンジです。
「こういう技法を組み合わせたら、どんな作品になるだろう?」
「こういう作品を作るには、どのような手段をとろう?」
試行錯誤しながらの制作になります。
ステンドグラスを含むガラス工芸には、様々な技法があります。
- ステンドグラス
- フュージング
- エッチング
- サンドブラスト
- バーナーワーク
- ガラスモザイク
- ダルドヴェールなど
私は全てはできませんが、最近はフュージングという技法を使って
お皿やアクセサリーの制作もしています。
そして、ステンドグラスにも少しづつ取り入れています。
ステンドグラスは板ガラスをつなぎ合わせて形にするので、
ガラスのパーツ自体を焼いて丸みをつける事によって、
柔らかで伸びやかな作品になればと思っています。
まったく新しい技術を開発するのは、とても難しい事ですが
出来る事を組み合わせる事によって、作品の幅も広がると思うんです。
そして幅が広がると、オーダーを受けた際にも、こちらからのご提案の幅も広がります。
もう1つは、表現の場です。
生きている中で、様々な感情を持ちながら人は過ごしています。
優しい気持ち、幸せな気持ち、悲しい気持ち。
悲しみの中にも優しさが隠れています。
私はそんな、優しい温かな想いを形にしたいと思っています。
これらの作品は、個展や展示会で発表しています。
サイト内では、「アイテム」のカテゴリに並んでいます。
それを見る事によって、誰かがほんの少しでも優しい感情に
包まれてくれたら、幸せです。