ステンドグラス・ビトロ コラム

去年、昔務めていた工房が閉鎖する事になりまして、ガラスなどの在庫をうちで引き取りました。
大小合わせて500枚ちかいガラスが来ましたので、私1人では使いきれないし～、あまり好きじゃないガラスもあるし～、と思い、ヤフーオークションで売ったりしてます。
安く売ってるのですが、これがよく売れる。
買われる方はほとんど、趣味でされてる方なのですが、ガラスが欲しいようです。
というのも、ステンドグラス用のガラスは何百種類もあるんですね。
メーカーだけで16社くらいはあるので、そこそこの特徴があるのですが色・質感なども様々です。

よく言われる事で「私の通ってる教室には、こういうガラスがありません」と言われます。
しかし、それはしかたのない事ですね。
1つの工房でそんな何百種類もそろえられません。
それに、そこの先生の好みもありますしね。
ランプをよく作られるところには、ランプ用のガラスが多いですし、パネルが多いところには、透明感のあるガラスが多かったりします。
うちはパネルに使うと良いかなぁというガラスが多いですね。

教室に通われている方は、そこの工房のガラスしか見てないのでいろいろと見られるといいなと思います。
ガラスを見て、こういうものを作ろうという想像がふくらむ事もあります。

私の住む街にも、2年くらい前にホームセンターでステンドグラス用のガラスを扱うところができました。
なので生徒さんには、「行ってみたらよいですよ」と言っています。
「結構安く売ってるので、気に入ったのがあれば買ったら良いですよ」とも言っています。（教室側からしたら、他で買われちゃ利益が減るんですがね。まぁ、いいんです。）
先生などはガラスサンプルなども持っているので、たくさんのガラスを見ていますが、生徒さんはごく限られたものしかみられないので、おすすめしています。

素材をたくさん知ってこそ、想像もふくらむってものです。
（2005年/01月メルマガより　2007年/03月更新）