ステンドグラス・ビトロ コラム

最近、いろいろと考えるわけです。
現在押し花との展示会中。
3月には広島県での個展がひかえております。

独立して20年、1～1年半のペースで個展か自分が主催の展示会をしてきたわけですが
普段は、お客様からのご注文の制作がメインです。
受注制作というやつですね。
とてもありがたく、嬉しい仕事です。

でも、誰のためでもない作品を作る重要性も感じ、
そして、新たな技術や作品へのチャレンジとして個展や展示会は重要だったんです。
しかし、一人（ないし二人）で会場を埋めるための作品を作るには
2か月はかかるわけです。
追われる感じでの制作になるんですね。

地元旭川でのみ、開催してきたんですが
今後、旭川以外でもやっていきたい。そう思うようになりまして。
今年広島県で第一歩を踏み出します。

このペースで、旭川とその他の地域の開催はなかなか困難に感じます。

そして、新作半分。過去の作品半分。と言う感じで展示している現状もいかがなものかと。。。

いろいろ考えるわけです。

もっと、来てくださるお客様への誠意。作品への誠意。
展示会場が異空間になるくらいのコンセプトの必要性。
いろいろと考えるわけです。

で、いつもは、展示会終了後に次の展示の予約をして帰ってくるんですが
今回はちょっとやめようかなと思ってます。

がむしゃらに、挑戦し続ける時期はもう終わりなのかなぁなんて思うわけです。
もっと冷静に、しっかりと計画を持ってやっていこうかなと。

この先、10年後15年後には海外でもやってみたいという野望もあります。
「個展があるから、頑張って作らなきゃ！」ではなく
コンスタントに自分の作品を作り続ける必要があるのかなと思います。

自分の作品の方向性はまだ固まっていませんが
固まっちゃいけないとも思っていますが
「やみくもに」はそろそろ卒業かなと思います。

じっくりと制作できる期間を考えて、2年後に札幌
4年後に旭川。
6年後にまた違う地で。
くらいがいいのかなぁと思ってます。

4年後、ちょうどビトロ25周年なんでね、地元でしっかりしたものやりたいな。

単発的なイベントへの参加もしていきたいとは思っています。
他の作家さん達からの影響って、すごく刺激的ですものね。

なんて、いろいろと考えてるわけです。

今までは、個展は『新たな作品への挑戦』でしたが
今後は『空間の創造』を考えなくてはいけない時期なのかなと思っています。

個展て、自分だけの世界ですものね。
そろそろ、分岐点かな。

（2018年/1月更新）