私は本を読むのが好きです。
最近は第155回直木賞を受賞された萩原浩さんの作品を読んでます。
流行りに踊らされて^^
もうね、本屋さん行ったら、平積みは萩原さんだらけですもんね。
もうね、いったいどれが直木賞の作品なのか分からないくらいに「祝!直木賞!」って
帯がついてて。
受賞作品の「海の見える理髪店」も良い作品でした。
で、最近は「神様からひと言」って作品を読んでます。
その中で
「なかなか手放せないのは、それを手放した時に
どうしようもないくだらない物だったと気付きたくないからだ」
みたいな内容がありました。
(文は正確ではないように思うんですが。。。まぁ、そんな内容でした)
「ほぉ!」と思いましたね。
で、なぜか涙。(最近、心の琴線に触れると涙がでることが多いお年頃になりまして^^)
自分でも、「なんだかなぁ」って思ってても手放せないものってあるなぁと。
それは一瞬心が浮き立つものであっても、不快感や自己嫌悪なども伴うものであり
それが自分の心を沈ませる原因であっても
一瞬の浮き立ちがあるから、なかなか手放せない。
いろいろと理由や言い訳をこじつけては、自分を納得させるもの。
はじめは、キラキラとした宝石のように思ったことでも
メッキがはがれてしまうこともある。
でも、その初めのトキメキを忘れられなくて
「きっと、また。。。」っていう希望を抱く。
頑張った自分を諦めたくなくて、必死に握りしめる。
そういう事ってあるなぁ。あるよなぁ。
でもね、きっと不快感を伴った時点で、それは虚栄なんだと分かってるんですよね。
自分に自信を無くさせるもの。人。
これって、よくないんだよなぁ。
「付き合う人を選びなさい」なんて良く言われるフレーズだけども
それは、「人に自慢できるような素晴らしい人と付き合いなさい」ではなく
「あなたに自信を与える人と付き合いなさい」なんですよね。
それは、自分を褒めてチヤホヤしてくれる人のことではないんですよね。
上っ面のチヤホヤなんて、メッキと一緒。
相手を尊重して、褒め称えるのと
おべんちゃらを並べて繕うのとは、まったく別もの。
でも、自信をなくしてる時、そのおべんちゃらにしがみつく。
寂しかったから。嬉しかったから。
だから、しがみつく。
まぁ、それでその時期をその人が乗り越えれたんなら
そんな相手にでも、感謝はしなくちゃいけないけどもね。
でも、裏舞台を見せられても、自分をごまかして一緒にいる必要はないんじゃないかなぁ。
と、いうような事を寝落ちまでうつらうつらと考えてみたりしてね。
暇なのかしら?私。