友人のブログを見て、「ほぉ」と思いました。
【使命】について書かれていたんですが
「それは、過去の自分へ手を差し伸べる事だ」と書かれていました。
ある一定のところまでは、ただ興味があったり、楽しかったりで進みます。
それ以上のところに来た時、人は【貢献】や【使命】についてたずさわっていきます。
これは、望まなくともそうなる事も多いです。
ステンドグラスなどでは、教える気はなかったんだけど
いつのまにか生徒さんが増えて。。。という先生の話しも聞くことが多いです。
「先生になりたい!」と望んでいたわけではないのに
いつの間にかそうなっている。
これは、知識や経験が積み重なり、一定を越えた人に訪れるのかなぁと思っていました。
そして、友人のブログを見て、妙に納得したんです。
私は(偉そうに言ってしまいますが)
作る人の役に立ちたいと思ってます。
そして、作家として進もうと思ってる人の道しるべになりたいと思っています。
作る人の役に立ちたくて、材料販売をしています。
道しるべになりたくて、作品を作り、個展などをし
サイトなどからも注文を受け制作しています。
物を作って、それで食べていくというのは、なかなか難しいこともあります。
趣味として楽しんでる分には、苦しみはありません。
でも、それで生活となると、いろいろな事が現実味を帯びます。
この2つ。
私が独立した時に、手を差し伸べて、教えてくれる人がいませんでした。
同じ境遇の人に会えませんでした。
制作でのちょっとした疑問でさえ、自分で試行錯誤です。
実際に教えてくれる人がいても試行錯誤ですが、教えてくれる人がいないというのは
さらに不安もプラスされます。
どうやって生計をたてるのか?も、暗闇の中でした。
誰でも知るほどの有名な作家になんて、とうていなれないとは思います。
でも、この北海道の小さな町で
ステンドグラスで食べていけるという道しるべは
これから作家になろうという人に、身近な参考事例になれるのかもしれないと思います。
「こんなところで、こんな方法でもやっていけるのか」というような。
「お手洗いはこちら」程度の小さな案内表示かもしれませんが
あるのとないのとでは、多きな差ですよね。
もちろん、根底の「作ることが楽しい」「お客様に喜んで欲しい」はあたりまえに
失くすことなく、あるものです。
でも、それにプラスして
過去の不安だった自分への力になれるような、そんな人になりたいです。
(2015年/05月更新)