ネットショップを本格的に始めて、かれこれ1年が経ちます。色々とお客さまにご迷惑をおかけした事もありました。
特注でランプをご注文いただいていたお客さまに「○日頃完成です」とお伝えしていて、インターネット上に写真をアップして出来上がりを確認していただく事になっていたのに、写真をアップする作業が遅れていて、その予定日にお客さまから「ランプはできたんですか?」とメールが来て、慌てて、アップする作業が遅れている事をお伝えして、謝罪した事がありました。
「○日”頃”」と言っていたので、1日くらい遅れても大丈夫かな。という甘い考えから起きた事でした。
また、贈り物としてお買上げいただいたお客さまがいて、直接贈り先にお荷物をお送りする事になっていたのですが、そこでも問題発生です。
送り状にビトロの名前と住所しかなかったために、受け取られる方が身に覚えのない荷物なので、受け取り拒否をされました。(物騒な世の中ですので、知らない所からの荷物は恐いですよね。)
ヤマト運輸から連絡があり、カクカクシカジカと説明して、もう一度配達してもらいました。この時も慌てて、ご注文いただいたお客さまに「こういう事がありました。申し訳ありません」と謝罪しました。
どちらのお客さまも、とても優しく、許してくださいました。本当にありがたかったです。自分の甘さからきた失敗ですから、本当に申し訳なくて・・・
お互い顔を見ないでのお取引きですので、誠意をつくさなくてはいけません。痛感しました。
失敗もありますが、楽しい事もたくさんあります。それは、普通の店鋪よりも、お客さまを近くに感じれる時です。
ネットショップというと、パソコンを通してのお取引きなので、なんだか機械的な感じがしますが、実は全然違います。
お客さまから感想のメールをいただいたり、贈り物として買ってくださった方が、受け取られた方がどういう風に喜んだかまで教えてくださったりします。普通のお店なら、「彼女にプレゼントなんです」「まぁ素敵!それでは、これなんてどうでしょう」なんて言って、お売りしてもその後のご報告までしてくださるお客さまは、そうそういないと思います。(常連さんなら別でしょうが)
ステンドグラスをお買上げいただいた方の感想を聞ける事は、今までそんなにありませんでした。初めに見た時に「まぁ、綺麗」などは聞けますが、家に帰ってからゆっくり見て、どう思ったかは、なかなか聞けません。わざわざ電話して、聞くわけにもいきませんしね。(怪しい人ですよね)
ネットショップを始めて、学んだ事や再確認できた事がたくさんあります。「手を抜けないぞ!」とも思いますし、「マメな連絡も大事」という事も身にしみました。どれも、商売をしていく上では、基本です。一度手を抜いたら、もう次はないですからね。仕事とは、きびしいですねぇ。
(2003年/9月メルマガより 2004年/8月更新)