日常の空間に一生を共にする、上質な艶やかさと満足感をもたらすステンドグラスを提供
Vitrail(ビトロ)・confiance(コンフィアンス)公式ブログ

ステンドグラスパネル制作でのガラス選び

ステンドグラス制作行程 by

5月は一般住宅のステンドグラスパネルの制作に入っています。
幅60cm×高さ99cmのパネルです。

今回はガラス選びのお話しです。

ガラス選びの前にまず、型紙の制作です。
今回はアンティークな雰囲気のパネルになります。
なので、ガラスもアンティークガラスを使用することにしました。

お客様のご要望で、黄色のイメージのステンドグラスパネルにします。
オレンジと黄色で配色することにしました。

デザイン画はこんな感じです。

全体的に淡い感じにしようかなと思ってたんですが
お客様から、ステンドグラスの色が室内に映るくらい濃い感じのものがいいとご要望があり、ちょっとガラスの色味を濃いめに変更することになり、こんなガラスを選んでみました。

このような光りに透かした写真で、お客様に確認を取りましてOKが出たので
制作に入りました。
普段はお客様にガラスの確認を取ってもらう事はあまりなく、お任せいただいて制作するのですが今回はちょっと不安だったので、確認していただきました。

ガラスが切り終わったところがこちらです。

ななんか、中側の黄色がアンバーっぽいんですよ。
まぁ、型紙に置いたらガラスは濃く見えるんですけどね。
で、この中側のガラスが私の不安を煽るんです。
作業中は全体に光りを通して見れないので不安になるんです。
なんだか茶色っぽく見えるから不安になり、
光りに透かしては「大丈夫だよね」と思いつつ、また不安になり。
また光りに透かしては・・・を繰り返すわけです。

で、クリアーのガラスにペタペタとガラスを貼って
透かしてみました。

おぉ。やっぱり茶色感はないね!ってことで、やっと安心して鉛線での組み立てに入ります。

昨日1日で組み立て作業は半分くらいまで進んでます。
安心して作業をすると、ぐんぐん進みます。

ガラス選び。
なかなか難しいですよね。
パネルとなると、どの方角の窓に付くのかでも光の強さが変わります。
今回は南向きの窓に付くので、室内での作業中は色が濃く感じても
強い光でガラスの色が飛びますので、実際は明るく見えます。
室内の仕切り壁に使う場合は、光が無くてもきちんと色がわかるものにしたり。
設置場所に合ったガラス選びが大事ですね。

ガラス選びは難しいけど、楽しいです。
この組み合わせでいいのかと1日悩んで、頭が沸騰しそうになって
明日冷静になって決めようとその日は決める事をあきらめたり。
だからこそ、出来上がった時はとても嬉しいものです。

ステンドグラスは、季節や時間帯によって光の強さが変わるので見え方が変わります。
いろいろな表情を見せてくれるので、設置後も飽きずに楽しめます。

 

 

 

 

 

Category: ステンドグラス制作行程

ネットショップにはお店の商品全てはUPしておりませんのでお店にも是非遊びに来て下さい♪

最後まで見ていただき本当にありがとうございます!皆様の一日一日が素敵で幸せな日々でありますように♪

コメントはこちらから

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*