ステンドグラスの強度、雨や風には強い?お手入れ方法は?

ステンドグラスを付けた後の強度を心配される方もいらっしゃいますが、普通のガラスよりも割れにくい場合もあります。

ステンドグラスの強度について

ステンドグラスは壊れやすいのではないか?と思われている方も多いですが、取り付けてしまえば、普通のガラスよりも割れにくいケースもあります。

普通のガラスは、1枚の板になっているので、一点に強い力を加えると、無理がかかって割れてしまいます。しかし、ステンドグラスは、たくさんのガラスのパーツを、ケイム(鉛線)でつないでいるので、一点に強い力を加えても、接合部分でしなって、力を分散させるので、割れずらいです。

震災の時に、窓ガラスは全て割れていたのに、ステンドグラスの窓は割れていなかった、という話しがあります。

とは言っても、デザインによっては、細く長いパーツなどは、場所によって割れやすい場合もありますので大事に扱って下さい。

外からの雨・風には?

ステンドグラスの取り付ける窓は、外側に1枚ガラスが入るので、すきま風が入ったり、雨が染み込んでくる心配はありません。
むしろ、普通のガラスとステンドグラスで2枚になりますので、暖かいです。

ステンドグラス1枚だけを窓にはめる事もできますが、あまりお勧めはできません。
昔は、外側のガラスは無くて、ステンドグラス1枚だけ入っていましたが、今はそのような付け方はしなくなっています。

ステンドグラスのパネルはガラスとケイムの間にパテをうめるので、 そんなに隙間が開いている事もないのですが、多少の隙間風は入ります。
それに、直接雨風があたると、ケイム部分が白くなってきたりします。
美しい状態を保つためにも、外側にガラスを1枚入れた方が良いです。
石などがガラスに当たった時、外側のガラスが割れただけですむ事もあります。

まとめると・・

ステンドグラスの取り付ける窓には、外側に1枚普通のガラスが入るので、雨風の心配はありません。

ステンドグラスは、付けた後は、普通のガラスと同じように扱っても、簡単に壊れる事はありません。
場合によっては、普通のガラスよりも、割れづらい事もあります。

ステンドグラス パネルのお掃除方法

ステンドグラスは、色の付いたガラスなので、あまり汚れが目立ちません。
しかし、じわじわと汚れていってるんです。

お掃除をして、「そういえば、こんなに綺麗な色のガラスだったんだ。」と、はじめの頃の美しさを思い出す事もあります。

ステンドグラスのお掃除方法は、普通の窓ガラスと同じで、ガラスクリーナーをかけて拭いて下さい。
ステンドグラスはガラスとガラスの間にケイム(鉛線)があるので、ケイムのきわまで、ていねいに拭いていって下さい。

最後に乾いた布で、乾拭きするとより一層きれいになります。